株式会社きたやま南山 代表取締役 社長楠本公平

株式会社きたやま南山

取締役 社長楠本公平

牛、本来の魅力を伝える
焼肉店でありたい。

私は、こどものころから「南山」の取り組みを見て育ち、社会に出てからは、南山の他に精肉店や焼肉店、レストラン、牧場などで働くことで、牛の育て方や飼育環境によって変化する肉質や味わいの違いを学びました。
その後、フランスの精肉店で修業し、日本とは異なるヨーロッパの肉文化や、お肉の魅せ方、放牧で育てられた赤身牛をよりおいしくするための熟成技術を習得。同時に、日本独自の繊細な技術や細やかな心くばりのすばらしさも改めて気付くことができました。
南山で扱わせていただいている牛たちは、牛が本来持っている力(個性)を尊重し、牛に無理な負担をかけずに健康的に育てられています。このようなこだわりをもって牛を育てている農家さんのことを、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。農家さんの想いを代弁し、「食の大切さ」とそれを支える人たちの想いを、ここ南山から発信できるように取り組んでいきたいと考えています。

つくり手への敬意を大切に、
新たなステップへ。

わたしが初代から経営を引き継いだのは、BSE(狂牛病)問題が起こった2001年。食の安全・安心が大きく揺らいだころでした。このままではダメだと、牛肉の安全性について猛勉強をはじめ、生産背景を確かめられない輸入牛の仕入れをやめて和牛に切り替えました。高価な和牛を仕入れる手段として1頭仕入に挑んだのですが、そこから牛1頭1頭が違う個性を持ち、さまざまな部位で構成されているという当たり前のことを知り、何より牛の命と生産背景に関心を持つきっかけとなりました。それからは、初代がめざしていた「農をベースに安心して生きていける人間関係づくり」を原点に、牛を愛する個性豊かな農家さんたちとの交流を密にして、学びを深めさせていただいています。焼肉店は、牛を育ててくださる方がいないと成り立ちません。常につくり手への敬意を払いながら、健全な食を支える仲間の輪を広げていきたいと思っています。
今、南山は世代交代し新たなステップへと踏み出しています。スタッフみんな同じ思いで「食の安全」を第一に、お客さまのため、農家さんのために自分たちができることを常に考え、進んでくれていることがとても嬉しく、誇りに思います。
想いは変わらず進化し続ける南山を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社きたやま南山 代表取締役 会長 楠本貞愛

株式会社きたやま南山

代表取締役 会長楠本貞愛

南山の5つの約束5 PROMISES

  • 私たちは「食」と「農」、「人」と「人」の笑顔をつなぐレストランを目指します。

    南山のお肉やお米、お野菜は、私たちと志を同じくする農家さんからいただいています。生産者さんが一生懸命育ててくださった農畜産物を、南山も一生懸命な思いを込めて、お客様へお届けします。つくる人と食べる人をつないで、1人でも多くの方が笑顔で元気になれる・・・そんなステキな関係を私たちは大事にしています。
  • 私たちは、生産者さんと共に「安心安全な食」をお客様にお届けします。

    食の安全安心は、生産者と消費者が共に支えるもの。私たちは生産者さんと共に農の現場で学びながら、お客様の信頼に応えられる質の高い食の提供を目指しています。
  • 私たちは環境にやさしい循環型の農畜産業を応援し、豊かな食文化を支えます。

    牛は、人間には消化できない草を胃の中で発酵させてタンパク質を作ってくれる素晴らしい動物です。
    牛と共に大地を耕す、資源循環型の農家さんを南山では応援しています。
  • 私たちは、牛から分けてもらった愛と命に共感できる食育の場を目指します。

    お肉だけではなく、食となる命は、お米もお野菜もお魚も、命あるものはすべて、これから花を咲かせようという元気一杯な命を、私たちに差し出してくれます。大切に育ててくれた農家さんの思い、それに応えてくれる命あるものの思いを、私たちは敬虔な思いでつないでいきたいと思っています。
  • 私たちはお客様に元気をお届けするレストランとして人と夢を育てます。

    食は、心と体をつくる材料です。大切な人が元気になれる「良い食」を用意する仕事を私たちは誇りに思っています。この仕事を通して私たちは、生産から消費まで、命の糧を守る仲間たちのネットワークを広げ、そこで人が育ち、大きな夢が育つ。そんな南山でありたいと思っています。

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