代表ごあいさつ

人類が火を発見し、肉を焼いた瞬間・・・。それが料理の原点なのではないでしょうか。焼肉には、そんな原初的な食の魅力があります。

南山の創業者は、築200年の農家を移築して焼肉料理屋を開業いたしました。何世代も続く大家族が、囲炉裏を囲んで食を共にしてきたこの農家で、創業者は、「焼肉」のロースターを囲炉裏に見立てて、火を囲んで肉を焼く「食の原風景」を再現し、食の哲学を深めていったのでした。

2001年8月に創業者は引退し代替わりしましたが、BSEによって食の安全安心が大きく揺らぐ中、私たちは、生産から食卓に至るまでの「牛肉の安全安心」について深く学びました。その学びの中から、「食の安全安心は生産者と消費者が共に支えるべきもの」と痛感し、今では、牛肉はもちろん、お米やお野菜も可能な限り生産者さんから直接分けていただいております。

農家さんの一生懸命な思いのバトンを受けとって、私たちの一生懸命な思いを料理に乗せてお届けするとき、命ある食は、さらに美味しくなって輝きを増してくれるように感じます。

店名の「南山」の語源は、詩経天保編にでてくる健康と長寿を寿ぐ言葉「南山之寿」から取られております。私たちは、生産者さんと共に、「元気な命に満ちた食」を、健康食・長寿食としてお客様にお届けできるよう、これからも切磋琢磨してまいりますので、どうぞよろしくご声援くださいますようお願い申し上げます。

2013年4月
株式会社きたやま南山 代表取締役 楠本貞愛